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知識を系統立てて脳に収納させるにはインデックスシールが役に立つ

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人工知能に職が奪われてしまう前に、早くまずは職に就きたいものです。
 
こんにちは、つじです。
 
皆さん、受験勉強でインデックスシールって使っていますか。
 
六法には使っているけど、テキストには使用していないという方が多いのではないでしょうか。
 
本の見出しを作るために使える二つ折りのシールです。
ニチバン マイタック ラミネートインデックス ML-231B 小
 

 

今回は、インデックスシールをまだ使っていないという人向けにその便利さを伝えるための記事です。

 

 

 

インデックスシールのいいところ

① 一瞬でページを開ける

 
通常であれば「このへんだっけな、ぱらぱらぱら…」とめくる、あるいは目次か巻末索引を見て開きます。この作業が地味にストレスを蓄積するうえに、学習期間が1年、2年…と積もり積もると馬鹿にならない時間になります。しかし、インデックス化すると一瞬です。大幅な時間短縮になり、無駄なストレスも貯まりません。そして、一度テキストを閉じてもすぐに開けます。あまりに快適なのでテキストを開くのがやみつきになってしまうかもしれません。
 
↓ テキストに貼って、一瞬で要件や登記申請書の雛形を出せるようにしています

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② 全体像を理解しながら学習できる

「新書を速読するときには目次を熟読せよ」なんてフレーズをビジネス書で見かけたことはありませんでしょうか。これは目次に、情報が集約されていること、そして、集約された情報を先に頭に入れておくことで本文への理解が抜群に進みやすくなることを示しております。航海における地図みたいなものでしょう。
 
たとえば、司法書士試験においては科目数が非常に多いために、漠然と勉強していると、一つの論点を覚えていたとしても「これは抵当権だっけ?根抵当権だっけ?」「これは処分禁止の仮処分?それとも仮登記担保での話?」という具合に、その論点の収まる場所を正確に把握しておかなければ混乱が生じることがままあります。本試験でもよく狙ってくるポイントでもあります。
 
そこで、インデックスです。インデックス化するということは、目次をテキストの側面に貼り付けて、常に見られる状態にするということです。これによって、講義を聴いている最中でもテキストを読み進めているときでも、自分が「今、どこの、何を、勉強しているか」を常に脳に意識させながら学習を進めてことが可能になります。つまり、常に地図を見つつ航海できるというわけなのです。
 

③ 項目立てて知識が収納されるので、知識を取り出しやすくなる

 
全体像のなかで、今学んでいる項目の相対的な位置を把握して学習することで、自然と知識を系統立てて身に付けていくことが可能です。系統立てて身に付けていれば、ある問題と出会ったときも、他の知識と混同しにくくなるので論点を取り出しやすくなります。
 
例えるなら、タンスに、シャツ、下着、靴下と分けて収納していくイメージです。分けて収納させておけば、黒の靴下を探したいときは、靴下のタンスを引き出せばすぐに見つかります。しかし、これが区別なくぐちゃぐちゃに収納していたとしたらどうでしょうか。靴下はどこの引き出しかと見つけるのにも時間がかかるし、見つからない可能性さえ出てきます。
 

インデックスシールの使用法

 
と言っても特定の使い方が決まっているわけではありません。各人の使いやすい索引にすることが一番であり、それを考えることがその科目の全体像を見渡すことに寄与します。
 
私の場合は、不動産登記法での例を挙げると、「抵当権移転」や「根抵当権元本確定」など登記の目的を大項目として青色のインデックスとし、その下位に小項目として、登記原因となる「代位弁済」や「債権譲渡」、論点となる「元本確定事由」を赤色のインデックスとして配置して使っておりました。

 

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まとめ

 
確かに、インデックスシールを作ることに手間と時間はかかります。しかし、その過程で、その科目における全体像を理解することができ、見出しで必要な項目を取捨選択することで学習項目にメリハリを作っていくことが可能であります。その手間と時間さえ学習の一助になるわけです。
 
テキストは一読するだけでなく、合格まで何度も読み込んではボロボロになるまで参照しなくてはならない、受験生にとっての聖書のようなものです。最初に手間をかけてでも自分が使いやすいようにカスタマイズしておけば、後々効いてくることかと思います。
 
ちなみに、インデックスシールは使っている内に破れてくるので、透明保護フィルム(ラミネート)付きのものがよいでしょう。

 

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