Evernoteというツールを皆さんご存知でしょうか。
クラウド上で情報を一元管理できるツールです。
今回はEvernoteを使って自分専用のオンライン六法を作成するやり方をお伝えします。法律系資格全般の勉強に活用できる内容です。
受験生のほとんどが、紙の六法を使っているとは思うのですが、紙の六法のみでは下記のようなケースを調べたいときに不便です。
・民法で、「検察官」が関わるものを調べたいとき
・民法で、「みなす」と「みなすことができる」の条文を抽出したいとき
・民事訴訟法で、「職権」で出来るもの一覧を確認したいとき
分厚い六法をぱらぱらっとめくっていたら日が暮れてしまいます。こういったケースでは、Evernoteでオンライン六法を作っておくと、すぐにその用語を検索できますし、キーワードを強調表示したり、別のノートに切り取ってまとめることも可能です。
手順
1．Evernoteのアカウントを作ってダウンロードし、インストールする
2．参照したい条文をGoogleで検索し、law.e-gov.を含む電子政府のアドレスをクリック
↓ サイトから直接検索をかけてもよし
法令データ提供システム｜電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
4．ctrl＋A（macならcommand＋A）で全選択してコピー
5．Evernoteのなかで新しいノートを作成して本文にペースト
これでノートは完成です。同じ要領で必要な法令を新しいノートにどんどん増やしていきましょう。アプリを入れれば、スマホからでも参照可能です。
6．検索のやり方
ノートの本文内で、ctrl＋F（macならcommand＋F）あるいは編集ボタンから検索窓を出して、検索したいワードを入れて完了をクリックすれば、該当ワードがハイライトされて出てきます。条文中に何件、該当箇所があるかも一目瞭然です。
たとえば、民法の条文で「検察官」を検索してみると、
Evernoteでは、文字色や大きさを変えたり、新しいノートにまとめ直せるので、自分の頭に残りやすいように自在に改変しておくことが可能です。
例えばこんな感じで 「みなすことができる」で条文抽出してまとめてみたり自由自在。
ちなみにこうした二次利用は、問題ないようなのでご安心ください。
出典：e-Govウェブサイト（http://www.e-gov.go.jp）
司法書士施行規則や組合等登記令などのマイナー条文はこのやり方で十分でしょう。
他にも、Evernoteは暗記したい図表をまとめたりするのにも便利です。
何かと受験勉強に相性の良いEvernote、この機会にぜひ使って見て下さい。
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