予備校の初級講座あるいは基本書のテキストを一通り終えて、択一の過去問もこなし、書式の雛形もある程度覚えてはいるものの、答練や模試で記述問題の点数がなかなか取れない、枠ズレが頻発するという方へお薦めの書籍の紹介です。
『山本浩司のオートマシステム 不動産登記法 記述式』と
『山本浩司のオートマシステム 商業登記法 記述式』です。
司法書士 山本浩司のautoma system 不動産登記法 記述式 第5版
- 作者: 山本浩司
- 出版社/メーカー: 早稲田経営出版
- 発売日: 2017/01/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
司法書士 山本浩司のautoma system 商業登記法 記述式 第4版
- 作者: 山本浩司
- 出版社/メーカー: 早稲田経営出版
- 発売日: 2017/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
山本浩司先生のその他の書籍は未読でしたが、この2冊だけは1年目は2周、2年目は1周させ、記述問題を解くのに大いに糧になりました。
いい意味で意地の悪い問題が揃っており、枠ズレを起こしやすい論点が凝縮された問題集です。
また、予備校の答練や模試の無駄に冗長な解説ではなく、必要な部分のみを噛み砕いた言葉で解説しているので非常に読みやすいです。ただし、言葉足らずな点もあり、初学者は苦労して解読しなくてはいけない部分もたまに出てくるので注意が必要です。
さらに、頻発する法改正にも版を細かく重ねて対応しており好印象です。そして、問題数も不登法で約50問、商登法で約30問と申し分ありません。
ただ、惜しむらくはこの問題集で「時間配分」を身につけにくい点です。一つの基本問題の情報量が本試験のものより少なく、かつ、どれくらいの時間で解くべきか提示されていないのです。そのため、自分の実力に合わせて1問20〜30分辺りに設定して、解き進めていくのがいいと思います。細かく版を重ねているのでいずれ反映されるかもしれません。
直前期(1ヶ月前)は、 記述問題の演習として、毎日最低1問、出来れば不登法と商登法を1問ずつの2問は時間を測って解き続けていきたいですね。
下記の問題集は直前期の演習にお薦めです。
司法書士 ハイレベル問題集 (5) 記述式 不動産登記法 2018年度 (司法書士スタンダードシステム)
- 作者: Wセミナー/司法書士講座
- 出版社/メーカー: 早稲田経営出版
- 発売日: 2017/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
司法書士 ハイレベル問題集 (6) 記述式 商業登記法 2018年度 (司法書士スタンダードシステム)
- 作者: Wセミナー/司法書士講座
- 出版社/メーカー: 早稲田経営出版
- 発売日: 2017/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る