資格取得のために予備校の講座を検討したいと思う方にとって、もっとも知りたいことは「その講座に何人が受講して何人が合格したか」というシンプルな数字ではないでしょうか。
しかし、その情報を自社サイトやパンフレットに明示している予備校はそう多くはありません。一発合格や働きながらの合格など希少な事例を、さも平均的な実績であるかのよう誇示している予備校が目立ちます。
受験生は、今後の人生を左右する一大選択を、予備校からの一方的な情報で選択せざるを得ないというのが現状です。
こうした情報の非対称性を緩和する情報を入手できる方法を、今回は紹介します。
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ずばり、資格予備校の受験者数と合格者数、合格率を調べる方法とは、
「ハローワークの教育訓練給付制度の検索システムにアクセスすること」です。
教育訓練給付金の制度とは、再就職支援として、失職者が指定の職業訓練を積むにあたり、国から給付金が支給されるというものです。
当該サイトでは、各予備校から厚生労働大臣宛に提出された調査票等を元に作成された信憑性の高い、各予備校の資格試験に関する情報を確認できるようになっております。例えば、司法書士試験であれば、LEC、TAC、伊藤塾、クレアールアカデミー、辰已法律研究所等の予備校のデータを参照することが可能です。
また、司法書士のみならず、宅建士、社労士、行政書士、税理士、公認会計士、不動産鑑定士、中小企業診断士、弁理士など各種の資格の講座が参照できます。さらに、看護師や保育士、栄養士などの業務独占資格や、TOEICなどの語学試験、情報処理技術者試験などの情報関係も確認できます。
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確認できる情報は、教育訓練給付制度対象となっている講座の、
受講料、
教育訓練給付金の給付基準、
受講修了者数、
資格受験者数、
受験率、
合格者数、
合格率 等です。
ただし、あくまで教育訓練給付制度を利用した受講者の数値であることに注意して下さい。
司法書士試験であれば、初級講座は10%前後、中上級講座は20%前後が、おおよその合格率でしょうか。
営利目的による転載は禁止されているので、各自アクセスして参照してみて下さい。
以下に手順を記しました。
手順
ハローワークの雇用保険関係のページにある、
「教育訓練給付制度 講座・検索」をクリック
→「講座を探したい」をクリック
→「次へ進む」をクリック
→「分野・資格名から検索」をクリック
→「制度」は「一般教育訓練」を選択
→調べたい資格にチェックを入れて検索
→「詳細情報」をクリック
ここから各予備校の初級講座と中級上級講座の合格率の差や、通学と通信の合格率の差なども分かります。
あくまで教育訓練給付制度における指定講座を選択する一材料として活用して下さい。
