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条文は読むだけでなく『聴けば』毎日続けられる

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今回は、法律系資格(司法書士試験、司法試験、弁理士試験、行政書士試験等)の受験生全般に向けた内容です。
 
どの法律系資格の合格を狙うにしても、ある程度、学習が進んだ受験生は、条文の素読を勉強に取り入れていることかと思います。
 
しかし、条文の素読ほど退屈で眠気を誘う勉強もなかなかありません。
 
「よし、今日は民法の条文を全文素読するぞ」と意気込んだものの、一日が終わってみれば第二節の行為能力で集中力が切れてギブアップなんてこともよくある話です。
 

 

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そんなときにお薦めしたいのが、条文を”読む”だけでなく”聴く”勉強方法です。
 
”聴く”だけであれば読むほど集中力も使いませんので継続しやすく、途中で止まることなくテンポよく読み進めていくことが可能です。
 
一日一時間程度でいいので、条文を聴きながら読み進めるだけで、択一の得点は確実に伸びていきます。司法書士試験であれば、その効果が一番如実なのは、やはり民法でしょう。条文を正確に把握しているだけで即斬りできる肢がよく出てきます。
 
では、どういう手段を使って、条文を聴くことができるのか?
 
 
1〜3は機械音声ですが、耳が慣れれば充分に役目を果たせます。
 

1 サイトを使う(基本無料)

 
こちらのサイトで、読み上げソフトを使った音声が公開されています。無料で、公開されている条文をほぼほぼ聴取することが可能です。速度調整もできます。法改正にも対応しているようです。一部ダウンロードするには、有料のID発行が必要です。
 
掲載条文は、憲法、民法、行政法(行政手続法、行政審査法、行政事件訴訟法等)、暫定版ではあるものの、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法、商法、会社法、国家賠償法、地方公務員法があります。
 

2 youtubeを使う(無料)

 
読み上げソフトを使った音声が、youtubeにいくつかアップロードされています。欠点として、最新の法改正に対応していないものがあること、また、マイナー条文の音声がないことが挙げられます。「検索したい法令+条文」で検索をかけてみましょう。
 
 
 

3 テキスト読み上げソフトを使う(無料)

 
1,2で作られている音声は、フリーソフトを使って自作することが可能です。その一つが下記の「棒読みちゃん」というソフトです。ニコニコ動画の読み上げでよく使われているものです。
 

棒読みちゃん - ダウンロード(音声合成で日本語文章を読み上げ)

 
読み上げ音声を自作するという手間はあるものの、最新の法令で作成でき、マイナー条文も補完できるという利点があります。自分オリジナルの聴く六法を作ってみましょう。
 
なお、「棒読みちゃん」はWindows版しかありません。Mac版のテキスト読み上げソフトとして「ゆっくろいど」というものがありますが、字数制限が厳しく、条文の読み上げ音声を作るには向きません。
 
導入方法はこちらの動画が分かりやすいです
 

 

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4 買う

 
「機械音声なんかおらいやだ、生身のおなごの声がいい」という受験生は、条文をアナウンサーが読み上げたCDがお薦めです。2 youtubeを使う と同じく、最新の法改正に対応しておらず、メジャーな条文しかない点が残念なところです。

 

第1巻[総則/物権] (耳から覚える〈合格〉 民法ー条文・女子アナ読み上げCD&BOOK)

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