先日の記事では口述試験当日の実況中継を行いました。
今回の記事は、平成29年度の口述試験の面接官の質問を、試験直後の受験者4、5名からヒアリングして作成してまとめたものです。
この記事の狙いは、来年度以降の筆記試験後の受験生のやきもきする気を沈下させたいと同時に、筆記試験に臨む受験生に口述試験のことなんて全く考えずに余力を残すことなく挑んで欲しいというものです。
また、各予備校が口述試験の過去問配ったり、模試を行うのが試験の一週間前程度という本当に直前のため、私自身も筆記試験終了後に口述試験の実態を掴むのに割りと苦労したという経緯があります。受験生の方々には大したことねぇなと思ってもらって、筆記試験後は大いに羽を伸ばしてもらえれば幸いであります。
あえて対策を立てるとするなら、不登法と商登法は自分が使ったテキストの線引きしているところや図表をたまに眺め返しておけばよいでしょう。司法書士法は、1条の目的と2条の職責だけ丸暗記しておけばあとは何とかなります。そのうち、司法書士法の口述試験対策の記事もあげます。あとは、どこかの予備校の口述試験模試に参加し過去問を貰って目を通しておけば十二分です。専業受験生は時間が有り余るので、別資格の勉強や就職活動に邁進するとよいでしょう。
なお、東京会場では、筆記試験が東京だった受験生が午前で、それ以外の関東の受験生が午後だったようです。下記は、午前組だった方のご意見をまとめたものです。下のような質問が15分程度、二人の面接官からなされます。質問数は、面接官の機微や受験生の応答によって多少の増減があるようです。自信のない方は牛歩戦術を採るのがよいでしょう。