受験生活では、様々な人や物からの助力を借りていました。
そのなかの一つに音楽があります。
今回は、私の受験生活のなかで、心が折れたときに寄り添ってくれたり、あるいは心を奮い立たせてくれた曲を紹介します。なお、曲順は私の気持ちの変遷とリンクしており、暗いものから段々明るくなっていきます。
公式動画のあるものは記事に動画を埋め込んでます。
ゆらゆら帝国『空洞です』
園子温監督の怪作『愛のむきだし』の劇中歌でした。受験期の鬱屈した感情にうまくシンクロして沈ませてくれます。底まで沈んですっきりしたら、あとは這い上がるだけです。
森田童子『ぼくたちの失敗』
ドラマ『高校教師』の主題歌でした。一度目の不合格通知があったときにひたすら繰り返していました。自分の失敗は何だったのか。あのとき選択肢を書き換えたことか、あの部分を学習し切れていなかったことか、そもそも司法書士試験を選んだことか、等自分の人生を省みて自己嫌悪に陥るには絶好の歌です。
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子門真人『およげ!タイヤキくん』
毎日毎日、報われるかも分からない受験勉強をし続ける空しさを代弁してくれる歌です。この歌を聞くことで自分の状況を悲観視し過ぎず、戯画化して茶化してなんとか明日へ向かう活力に繋げていけました。
(バックドロップシンデレラというバンドによるカバー)
山崎まさよし『 One more time,One more chance』
男の女々しさがこのうえなく美しく表されている歌です。いつでも探しているよ、どっかに合格通知を。現実を受容できず、気持ちが切り替わらないうちはよく聴いていました。
(公式)
Blankey Jet CIty『ペピン』
下らない人生と愚痴をこぼしながらも、小さな喜びを日々に見出すことが大切だと思わせてくれます。そもそも、勝手に厭世観を気取ることで悦に浸っているだけなのかもしれません。日々楽しく努めたいものです。
ROSSO 『1000のタンバリン』
絶望のなかから垣間見える希望に向かって叫ぶような歌で心を掻き毟られます。誰かに相談しようと思う時点で、自分の答えは決まっています。結局、雑音を消して邁進するしかないわけです。
(収録アルバム)
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THE BLUE HEARTS『未来は僕らの手の中』
自らレールを外れたくせに不平不満ばかり愚痴にするのは間違っています。レールに乗っている人達を羨む必要もありません。自分は自由であって自らが選んだ茨道を意気揚々と進んでいくべきなのです。
(収録アルバム)
- アーティスト: THE BLUE HEARTS
- 出版社/メーカー: トライエム
- 発売日: 1987/05/21
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ももいろクローバー『ワニとシャンプー』
勉強が全然終わらないときによく聴きました。専業受験生は夏休みの最終日が毎日続くようなものです。勉強がなかなか終わらないことのあせりが薄れて、逆にそれが楽しいことのようにも思えてきます。
(公式)
ユニコーン『大迷惑』
サラリーマンの悲哀を描いた歌です。私自身のサラリーマン時代の悲喜こもごもを思い出させ、ノスタルジーに浸らせてくれながらも、過去と決別して、新しい道に進む決意を促してくれます。
(公式)
ラブリーサマーちゃん『わたしの好きなもの』
自分の好きなものをひたすら歌ったキュートな歌。食事を美味しく食べる女子というのはいいものですね。日曜日、月曜日、火曜日…と曜日を連呼するリフレインが心地よく癖になります。
(公式)
BABY METAL『ギミチョコ!』
とにかく可愛くて癒されます。意外とメタルは、勉強のBGMに合っています。昔ならこういう彼女が欲しいと思っていたところが、こういう娘が欲しいと思うところに老いを感じます。
(公式)
BABYMETAL - ギミチョコ!!- Gimme chocolate!! (OFFICIAL)
SURFACE『なにしてんの』
不甲斐ない自分に喝を入れるためにこれ以上なく適した歌です。何も手が動かなくなくなったときに、甘えるな、やれ!とたびたび鼓舞されました。
(公式)
H jungle with T 『時には起こせよムーブメント』
合格したら飲みに行きたい輩の顔が浮かび、私は私でがんばらないとなという気にさせられます。かっこをつけていても何にもならないわけで、自分がやりたいように動くべきなのです。
- アーティスト: H Jungle With t,小室哲哉,久保こーじ,カラオケ
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 1995/03/15
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Mr.Children『終わりなき旅』
逃げ出したくなる気持ち、でもその先にある高い壁を越えたときの快感、受験生が抱く不安と希望がどんぴしゃで歌われています。希望のみの受験生なんぞ存在しないので、希望と不安をうまく同居させて仲良く付き合っていくしかないわけです。
(収録アルバム)
- アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 1999/02/03
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尾崎豊『シェリー』
方向性の見えない暗闇でもがくさまに、受験生の葛藤がシンクロします。この道は正しいのかと何度も半信半疑で自問自答しながらも突き進んでいくしかないのです。
(収録アルバム)
中島みゆき『ファイト!』
他人がどうであろうと、何を言われようと、自分は自分が選んだ道を懸命に歩めばいいと背中を押してくれる歌です。
(収録アルバム)
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はっぱ隊『YATTA!』
やたら元気が出る歌。くだらないことで悩んでいることが馬鹿らしくなります。明るく生きることが全てです。ちゃんと歌詞を聴いていると自然と泣けてきます。
(バンドじゃないもん!によるカバー)
ZARD『負けないで』
ド定番中のド定番です。試験直前の一週間くらいはずっと聴いていました。終わりまであと少しということで緊張が切れそうなときに、全力を尽くしてラストスパートを切るために背中を押されました。
(収録アルバム)
ZARD Forever Best~25th Anniversary~
- アーティスト: ZARD
- 出版社/メーカー: ビーグラムレコーズ
- 発売日: 2016/02/10
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おわり
この曲を聴いたら勉強を始めるというアンカリング(パブロフの犬的な条件付け)になる曲を決めておけば、一日の勉強を始める重たい一歩を踏み出すやすくなります。
自分の応援歌を見つけて、つらい受験も多少は楽しんで乗り切りたいですね。