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走る

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今回は、走ろう!ってだけの記事です。
 

 

働きながらの資格取得を目指す兼業受験生は外部との接点が多いので幾分ましかもしれませんですが、専業受験生は勤労の義務を果たしていないことへの負い目と金銭的事情により、毎夜ガールズバーや熟女パブへ繰り出すわけにも行かず、人生を全力で謳歌するリア充らが集うバーベキューにおめおめ間抜けな顔を出すわけにもいかず、どんどん部屋に引きこもりがちというのが昔からの通説であります。私だけでしょうか。私だけでしょう。その結果、運動不足となって肥満化し、焼け酒でγ-GTPは異常値に達し、ピザポテトばかり齧っているので栄養不足で血液が濁って、ストレスで前頭部あるいは頭頂部が禿げ上がり、肉体的にも精神的にもどんどん疲弊していくのです。すると、見ず知らずの異性からさえも肥溜めを見るような視線を浴びるようになって、雪だるま式に孤独が増幅していきます。最終的に、1日で交わす会話は、激安スーパーの店員とのポイントカードの有無のやり取りのみとなります。毎日通ってポイントカードはないと主張しても、毎日カードはないか?と尋ねられる日々、実に不毛です。
 
そこで実践したのがランニング。そう、走ることです。
 
身体を動かすことで脳髄に血が巡って思考が徐々に前向きとなり、煩悩は雲散霧消していきます。ランニングを始める前は、「はぁ、やるか…、しんど」とうだうだ勉強を始めていたのですが、ランニングを始めてからは、「さぁ、勉強やるか!」と少年漫画の主人公のような晴れやかな気分で勉強を始められるようになりました。また、しばらく忘れていた季節の移ろいを肌で感じることができるようにもなりました。庭先の椿を愛でたり、四十雀の囀りを聴いたり、焼け付く夏の匂いを嗅いだりすることが、豊かな人生ということなのかもしれない、なんて妙な思いに耽るようにもなってしまいます。目標に固執するあまり、道中を楽しむことを忘れてしまっていたようです。
 
副次的な効果として、ランニングの道すがら素敵な異性との出会いも頻繁にあるのです。血液循環によってポジティブな思考と、有酸素運動の継続によりしなやかな肉体を手にした私は、困ったことに何気ない会話を交わしているだけで直ちに求愛を受けてしまいます。つまり、突き詰めると、走れば走るほど孤独死のリスクを軽減していくことにもなっているのです。この際、思い切ってポイントカードを作るのもいいでしょう。
 
幸い、現状この国では、走ることには税金がかかりませんのでマンホール内に住む私のような貧民でも経済的負担をかけることなく始められます。ゆっくり1日20分程度走るだけでよいのです。毎日続けるコツとして、「本試験の日まで毎日走り続けたら合格できる」等の変な呪いをかけてみるとよいでしょう。健全なる精神は健全なる身体に宿るって、あながち眉唾ではないかもしれません。